よくいただくご質問 |
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カルシウム剤はどれも同じではないのですか? |
カルシウム剤には、化成肥料・消石灰・生石灰・貝化石・ホタテ貝・タマゴ殻などの種類がありますが、植物の根から吸収されやすいものとそうではないものがあります。 「すでに植物にカルシウム剤を与えているが、問題が改善されない」「土壌分析ではカルシウム数値が十分足りているのにカルシウム欠乏症(尻腐病・芯腐れ病等)が改善されない。」という声が多いのもそのためです。 低温乾燥のカキ殻は、根からの吸収率に優れ、植物の細胞膜や細胞壁を強化するカルシウム剤です。 多孔質構造を持つカキ殻は、土中の微生物の住処となり、活性を高めます。また、これほど植物の成長に必要なミネラルが豊富に含まれているカキ殻は、稀有な資材と言えます。
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高温焼成したカキ殻肥料とはどんな違いがあるのですか? |
高温焼成したカキ殻肥料とは、300℃〜1200℃で焼成されているものです。カキ殻を1000度以上で焼成すると、炭酸カルシウムは、酸化カルシウムに変化します。 酸化カルシウムは水に溶けやすく、即効性がありますが水に溶けやすい分、流亡しやすいため、効果が持続しにくいと言えます。また、焼成により、アミノ酸、たんぱく質も消失するか、化学変化を起こしていると考えられます。
当社のカキ殻肥料は、低温にて乾燥させています。焼成しないカキ殻は水に溶けにくいため 、遅効性ではありますが、流亡しにくく、炭酸カルシウム成分が維持されます。 効果が長続きし、保肥力を高めます。 また、アミノ酸、たんぱく質の成分分解温度である「180℃」の半分以下の低温で乾燥するため、これらの成分も保たれます。 だから、私達は焼かないのです。
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カキ殻は塩分を含んでいるのでは? 植物に悪影響を及ぼしませんか? |
当社のカキ殻肥料は、カキ殻を屋外に2〜3年置き、風雨にて除塩の後、加工しています。残留塩分はごく微量のため、圃場に悪影響を及ぼす心配はありません。これまでに、塩害による被害の報告は一切ございません。
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どんな作物に向いていますか? |
幅広い種類の植物・農作物にご利用いただけますが、特に、カルシウム欠乏症が出やすい植物との相性には自信があります。下記は向いている作物(好カルシウム植物)の一例です。 まず、根の張りの変化を感じていただけると存じます。
【果菜類】 トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、パプリカ、カボチャ、イチゴ、スイカ 【葉菜類】 ホウレンソウ、コマツナ、レタス、キャベツ、ハクサイ、ネギ、タマネギ、パセリ、セロリ 【根菜類】 ジャガイモ、ニンジン、ダイコン、カブ、サトイモ 【豆 類】 ダイズ、エンドウマメ、エダマメ 【草 花】 カーネーション、キク、パンジー、マリーゴールド、キンセンカ、スイートピーほか
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他の肥料などと組み合わせて使用しても大丈夫ですか? |
100%自然の原料を用いた有機肥料ですので、さまざまな有機肥料はもちろん、化学肥料や植物活性材と組み合わせても、問題なくお使いいただけます。
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相性の悪い植物はありますか? |
カキ殻はアルカリ性のため、強酸性土壌を好む植物との相性は良くありません。
<pH5以下の強酸性土壌を好む植物の一例> 樹木:ツツジ、サツキ、シャクナゲ、チャ成木、アカマツ 草花:アジアンタム、アザレア、リンドウ、スズラン、キキョウ、カラー、ベゴニア 果樹:パイナップル、ブルーベリー
とはいえ、これらの植物にもカルシウムは必要です。土壌pHに配慮しながらブルーベリーにカキ殻肥料を施肥した結果、糖度の向上につながった事例もあります。
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家畜の飼料として使うことはできますか? |
現時点では、飼料の用途での販売は行っておりません。しかしながら、「飼料として日常的に使いたい」とのご要望を多くいただいておりますため、現在、飼料としての製品化に向けての試験、準備を進めています。
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