株式会社グリーンマンBLOG

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蛎太郎の独り言・青森遠征

JAつがる弘前岩木りんごの青年部の方々に会う為に、弘前に遠征してきました。
カキ殻使用の4年目の佐藤農園さんをはじめ、若手の熱心な青年部の集いです。
使用2年目の方、1年目の方、それぞれのお話を聞く事が出来ました。
生産者の声を聞く事は、財産です。
僕の経験値では、効果が表れるのが一番遅い分類に入るリンゴですが、確実に出るのも、りんごだと思います。
2年目、3年目とゆっくりではありますが、糖度のアップは勿論、固体比重の重さの増加も実感頂けると思います。
弊社のお客様は、多種多様の作物がいらっしゃいますので、日々勉強です。
夕食は、弘前市内にある海凪で食事♪http://www.uminagi.net/
弘前に行ったらマストな店、イケメンの大将は釣りマニアで、知る人ぞ知る、マグロ名人。
釣り人がやっている店だから、料理は間違いなし!
来年は是非、マグロにチャレンジしたいものです。
あ~忙しい(笑)

蛎太郎の独り言・美味しくない米

先日、東京の知人から電話がありました。
雑談の中、復興支援のつもりで、「ひとめぼれ」買ったけど、
正直美味しくなかった!との意見。
何~?聞き捨てならぬ言葉です。
聞くと都内の量販店で購入したとの事・・・
そりゃ仕方がありません。誰が作った米か解らない訳ですから・・・
米の流通の仕組を話すと、すぐに納得して貰えました。
他人の米の話しですが、なんか悔しいので
うちの生産者のお米を送りました。
届くとすぐ、電話がかかってきました。

「やっぱ、全然違うものだね~!」
「噛んでると甘味が、どんどん出てくるね」
「子供達の食い方が、ハンパねえよ!」

数多いユーザーの中から自信の一品を送りましたので、僕としては当然とも言える反応です。
米どころ宮城においても、山間部の沢水を利用して作った米は、一味違うのです。
やはり、水なのでしょうか?
僕は、自身の舌を含め、人の味覚はあまり信用していません。
その時の体調にもよりますし、朝、何を食べたかによっても変わると思うのです。
しかし、同条件で調理したものを食べ比べるとその差は歴然。
旨みとも言うのか、甘味の奥深さと言うのか・・・
深く掘り込むと、どこで獲れたかではなく、誰が作ったもの何かが
重要だと思います。

職業柄、収穫時には沢山の方から成果物を頂きます。
基本、全て試食するのですが、やはり産地、作り手によって大きく違います。
本当に自然界は不思議でなりません。

蛎太郎の独り言・肥効試験(白菜)

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アカデミックなデータが欲しい!
弊社に一番欠けているのが学術的データです。
○○村の○○さんが、使ってくれています・・・。
二代目や三代目の方々は、学術的データを重視する傾向が多く見られ、こんな営業では埒があきません。
そこで弊社ではデータ収集の為に、肥効試験を随時行なっております。
先日、農事法人よつだんファームさん(栗原市・宮内代表)にて白菜に肥効試験を行ないました。
播種23.8.18  施肥23.9.10
定植23.9.12  収穫23.11.30
施肥量は10aあたり
基肥(牛糞堆肥・N24kg・P24kg・K24kg)
追肥(N4.6kg・P3.2kg・K3.2kg)
対象区は、蛎次郎200kg・苦土石灰200kgとしました。
施肥より収穫まで僅かな期間(約80日)しかありませんので、来作付けに向けての土作りと考え、正直、期待はしていませんでした。
ところが、ところが、
宮内さんによると
①固体に質量の違いが出た。
②結球がよく、巻きがしまっている。
③下葉の黄変がでない。
④根の張りが違う。
⑤味に違いが出た。
との高評価!
やっぱりな!(笑)
確かに持った感じは、明らかに違います。
遅効性の分類とされるカキ殻ですが、80日で差が出るのなら、もはや即効性と言っても良いのではないでしょうか?。
すぐさま、比較区の各3検体を宮城県産業技術総合センターhttp://www.mit.pref.miyagi.jp/
へ持ち込み味センサー等にて調査依頼しました。
同時に土をサンプリングしディー・ジー・シー総合研究所http://www.dgc.co.jp/にて
土壌微生物多様性・活性値分析を調べています。
結果が今から超~楽しみなんです♪

蛎太郎の独り言・海のミネラル&山のミネラル

最近、長野や群馬に伺う事が多いのですが、そこで感じた事があります。
日本全国、様々な土質があります。極度の粘土質、砂場の様な砂地、水捌けの悪い圃場、等々、各々特徴があり、それに適した作物を作られています。
その中でも、抜群に高い評価を頂くエリアがあります。

群馬のある生産者の方からのお話です。
「山には、山のミネラルしかない。海のミネラルを与えると反応するんだよ!」
本当にそうなのでしょうか?
それを聞いた時は、金属元素に山と海の違いはあるのだろうか?
疑問と感じました。
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しかし、海が近くにないエリアの生産者の方々にカキ殻の効果について聞くと
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全国各地、同じ様な傾向が見える様な気がしてならないのです。

確かに海には豊富なミネラルが存在します。当然、山にはないものもあると思います。
僕の想像でしかありませんので、学術的には何の根拠もありません。
どなたか教えて頂けないものでしょうか?

多孔質構造からくる土壌改良剤効果を期待し使われる方。
優良なカルシウム補給を期待して使われる方。
ミネラル成分補給を期待して使われる方。

期待する効果は様々ですが、これらの相乗効果により土作りが成されていき、優良な作物が生まれていくのです。

蛎太郎の独り言・長野・栃木遠征

土曜日は、長野県の佐久協同さんが主催するSK会に出席してきました。
昨年に続き2度目でしたが、昨年同様、反響が大きく沢山の方にご案内する事が出来ました。
知った顔も多く見られ、カキ殻の結果を聞く事が出来ました。
メーカーにとって生産者の方の生の声を聞く事は、貴重な時間です。
結果は、概ね良好。特に、根菜類(大根、じゃがいも)の評価が高く、次いで果菜類(きゅうり、トマト、なす)の評価が高かった様に思います。連作障害の改善には一定の効果を認めて頂けたと感じました。

日曜日には、栃木県那須で行われた井手商会さんが主催する特別ミネラル栽培会で講演をさせて頂きました。冒頭、カキ殻ユーザーさんの挙手を願うと、1/3の方々が手を挙げて下さり、実際に使ってみた感想を皆さんにお聞かせ頂きました。
中には、使用感想を聞くと
「最高~!」な~んてご意見も出て、会場は大盛り上がり(笑)
有り難い事です。
佐藤農園さんのリンゴを持って頂くと、その重さに皆、驚きの表情をみせてくれました。
元々、ミネラルに造詣が深い方々の集いですから、質問も鋭く専門的です。
「来年は、全部の圃場に使うよ!」
「津波、心配してたんだよ!」
「うちは「蛎次郎」なくしては、成り立たねーんだ!」
本当に温かいお言葉に感謝です。
グリーンマン頑張ります!

蛎太郎の独り言・海汚CUP2011秋

第8回、海を汚すんじゃねえ!CUP2011秋季大会

早いもので第8回を迎える事が出来ました。
これもひとえに、少年サッカーに情熱を燃やす監督、コーチのお陰だと感謝しております。
また、今回は青森県の佐藤農園、佐藤さんのご好意で沢山のリンゴを提供頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。有難う御座いました。

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よっ!男前!(笑)
このリンゴ、そんじょそこらのリンゴとは訳が違います。
とにかく重い!そして旨い!
適度な酸味と甘みのバランス・・・ここまで来ると芸術の域だとさえ思わせます。
子供達も大喜び、その場で頬張る子もいれば、後からコーチに聞いたのですが
半分食べて、半分をバックにしまっていた子がいたそうです。聞くと・・・
「美味しかったので、お母さんと妹にも食べさせてあげたいので持って帰る。」と言ったそうです。なんて素敵な子なんでしょう。ちょっと感動してしまいました。
日本の未来は明るいんじゃないですか!(笑)
お決まりの記念撮影時には、必ず全員で
「海を汚すんじゃねえ!」と叫びながら写真を撮ります(笑)

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きっと子供達は大人になっても覚えていてくれるんじゃないかなと期待します。
海を汚すんじゃねえ!海は宝だ!
今だからこそ原点回帰・・・。
大切な事だと思うのです。

蛎太郎の独り言・北海道遠征

8泊9日で北海道に遠征してきました。
お世話になってるJA当麻・ぴっぷ・東川・旭川・北はるか等々を回る営業旅です。
各所でジャガイモや玉ねぎの肥大不足改善にはお褒めのお言葉を頂きました。
勿論、蔓物(メロン・スイカ)にも・・・。
本当に北海道は、イイ人に出会う確率が高いんです。
風土のせいなのか、皆さん大らかです。
誰かが見つけた情報(イイ物)は、皆で共有するのが当たり前と思える精神・・・。
有り難い事です。
カキ殻と作物との相性もGOOD!
目指せ!北海道制覇!

旅の途中から赤井君(REDMAN)と合流し、遠征のメインイベントでもある(笑)
鮭釣りへ行ってきました。
釣りマニアの僕にとって北海道の鮭は憧れのターゲーット☆
道内を大移動し、ウトロ港でチャレンジ。
釣果は絶好調!激しいファイトの連続に大興奮!夕暮れ時、絶景の湾内をジャンプし、鮫の様に背びれを出しながら悠々と泳ぐ大群を見ただけでも行った価値はありました。
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南北に長く変化に富み、様々な作物がとれ、海の幸にも恵まれている日本って国は素晴らしい。こんな国、そうあるもんじゃない。

「海を汚すんじゃねえ!」

切に願います。
REDMANと港のゴミ拾ってきました。

釣れた鮭は下処理をしてお世話になっている方々へ直送。イイお歳暮になりました。
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下処理は、最高の状態で召し上がって頂きたいので丁寧に行います。
鱗を落とし、エラを外し、内臓を取り、イクラと白子をパックイン、血合いも綺麗に洗い流すこの作業、
鮭がデカいから、超~骨が折れます(笑)
延々、4時間位やったでしょうか・・・ホント背中と腰が悲鳴をあげます。
疲れた身体を温泉で癒し・・・。

願わくば来年も・・・今度は釣り部全員で!

蛎太郎の独り言・限界糖度青森りんご

先日、青森の佐藤農園の佐藤君から電話がありました。
http://www.satou-apple-orchard.com/
「カキ殻肥料の効果って、いつ頃から出てくるんですかね。」
「えっ?効果?いつ頃?」
僕にとっては、不思議な質問です。
佐藤君は蛎右衛門3年目、蛎太郎時代からのユーザー。
今まで数多くのお褒めの言葉を頂いていました。
今更、何を言ってるの?そんな感想でした。
ひとしきり、他品目での実績や効果をお話ししました。
「どうしたの?」
「昨日、今年の出来をみる為に、何個か糖度調べたんですよ。」
そのうちの1個が糖度20度だったそうです。
植物には各々限界糖度があるそうですが、りんごの限界糖度は20度。
りんごのメッカ弘前でも滅多に見られるものではないそうです。
と同時に酸味もあり、味も極上だったそうです。

葉物は、1作目から違いが見てとれると評価を頂きます。
根張りの違いや樹勢を見て貰えれば一目瞭然です。
それに比べて木系は時間がかかる傾向にあります。
根を確認する事は出来ませんが、翌年には葉の厚みが増し始め、春には芽吹の勢いが変わってきます。

限界は何時の時代にも塗り替えられます。
目指せ!21度!いや22度!(笑)

蛎太郎の独り言・東北土を考える会

9月24~25日、東北土を考える会秋季研修会に出席して参りました。
初日は、勉強会。2日目は、津波により一体が水に浸かったものの、いち早く除塩作業を行い田植えをされた、地元の雄「アグリードなるせ」さんの圃場見学でした。
流石に土を考える会ですから出席される方は、真剣そのものです。
アグリードさんの除塩方式は、スガノ農機さんの農機具を用いた「無代掻き縦浸透型除塩方式」です。
http://www.sugano-net.co.jp/
論より証拠、黄金色に輝く稲穂でした。
他の除塩実験圃場も見ましたが、これほど見事な稲は見た事がありません。
これが、宮城の津波圃場対策のスタンダードになると思いました。
海水と共に上がってきた泥から塩分を流し落し、ミネラルが残った状態なのでしょう。
素晴らしい圃場でした。
津波の恐ろしさと同時にミネラルについて改めて考える会となりました。

蛎太郎の独り言・生産開始!

震災より6ヶ月が経過し、ようやく生産が始まりました。
ラインも新たにチューンナップされ、格段に生産力が上がりました。
悲喜交々の毎日、短いとも長いとも言えた6ヶ月。
目の前が真っ暗になり、全員解雇、倒産まで覚悟したあの日・・・。
続ける事に意義を持ち、皆様の温かい声に後押しされた日々。
GREENMAN一同、これまで以上に一所懸命に邁進して参る所存です。
宜しくお願い申し上げます。