株式会社グリーンマンBLOG

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蛎太郎の独り言・東北マリンサイエンス

本年1月6日、文部科学省主管の「東北マリンサイエンス拠点形成事業」(新たな産業の創成につながる技術開発分野)にて、京都大学農学研究科と弊社が取り組むテーマが採択されました。

研究課題は「東北太平洋岸の天然原料を用いた環境ビジネス拠点の形成」です。
これは、東北太平洋岸で産出するカキ等の貝類を原料とする「貝殻炭」と褐藻類を原料とする「海藻炭」に、岩手県で産出する「カンラン岩」を混合し、重金属吸着固化材を実用化レベルで生産する事を目指すものです。

早速、京大の豊原先生、協力会社でもあるアース株式会社、佐藤社長に同行して頂き、現地調査に行って参りました。協力頂く、JFみやぎ鳴瀬支所からスタートし、女川支所への道のりです。
道すがら目を覆いたくなる程の被害状況を見ると、改めて自然災害の恐ろしさを痛感します。両地区とも未だ復旧すら見込めない状況にありますが、事業協力は惜しまないとの温かいご意見、有難い事です。

この取り組みにより、新たな産業が生まれる事を期待し精一杯の努力をして参ります。

蛎太郎の独り言・エコファームアサノ訪問

千葉県八街市のエコファームアサノさんにお伺いしてきました。
http://ameblo.jp/ecofarm-asano/

ファイル 86-1.jpg

浅野代表は、西洋野菜の名人で有名フレンチ・イタリアンのシェフ達、御用達の生産者さんです。事務所には、各国のシェフ達の写真が飾られ、雑誌で見たことのある顔も何人かいらっしゃいました。☆の数を競い合う名店ばかりです。その中には、日本のファンタジスタ、ナカータも!(中田選手・サッカー)

取引を始める際には、現地に来て貰い、実際作っている圃場で、実物を試食しながら商談をするのが浅野流だそうです。
僕も試食させて頂きましたが、カブは、まるで果物!人参も尋常じゃない位、味が濃い!
こりゃあ、名うてのシェフもやられるわ(笑)
元々、自然派志向でカキ殻(焼成)を使っていたそうですが、幕張で行なわれたガーデンEXPOで弊社のブースにお越し頂き、蛎次郎の製造工程を知り、ピンときたそうです。
使用2年目、作柄が変わったとの高評価を頂いております。

「圃場も作り手も肥料も一緒、違うのはカキ殻だけだよ!」

最後に圃場を見せて頂き、大満足の一日、今日はイイ日だ。

蛎太郎の独り言・今年のカキは?

津波の影響で、沿岸部は壊滅的な被害がありました。
そんな中でも、昨年末から少しずつではありますが、県内産の出荷が始まりました。
シーズン当初は、広島県産、能登産しか流通していませんでしたが、最近は地元産が見られる様になりました。
我、鳴瀬産も始まりました。
漁師のおんちゃん達は、口を揃えて

「今年のカキは、身入りも良いし、旨いよ!」
「海が変わったからな!」

この辺りの湾内は比較的水深が浅く、海底にヘドロ状の泥が堆積していました。

「津波で、海底がすっかり変わったよ!底の岩が見えるんだ」
「潮通しも、だいぶ変わったな」

身入りは上々、実際、食べてみると味の濃さは、やはり天下一品です。
あくまでも私的感想ですが、鳴瀬産はカキ特有のエグミが少なく、
濃厚さが際立って感じます。

蒸して良し、揚げて良し、炒めて良し、ん~最高!
文章で伝わらないのが残念でなりません。

一度、お試し頂けると幸いです。

漁港整備をはじめ、復興までの道程は長いとは思いますが、
ともに海に生きる者として精一杯の努力を続けて参ります。

蛎太郎の独り言・女川町訪問

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2階窓上の線状まで波が来たそうです。

本日は、女川漁協に伺ってきました。
その道中、津波に襲われた町並みを垣間見て、改めてその恐ろしさを実感しました。
そんな中、ファミレスで取引先とランチをしていると、
ほぼ満席の店内に一斉に携帯の地震警報が鳴り響きました。
久しぶりに聞く警報音です。
ざわつく店内・・・。
海は、目と鼻の先です。
続いて揺れがきました。
悲鳴をあげるご婦人達、我先に店を飛び出す人達・・・
すぐに震源地を確認すると、茨城沖との情報。
周囲の人の様子を窺うと、皆、目が強張って見えました。
やはり、脳裏に焼きついているのでしょう・・・
一瞬でしたが、緊張感が走りました。
もう、来ないで欲しい・・・
でも、きっと来るんだろうな・・・
壊滅した町を見ると、やるせない気持ちで一杯になります。
ともに海に生きる者として、精一杯の努力をして参ります。

蛎太郎の独り言・「海仲間」赤侍・MAMBOO

海を汚すんじゃねえ!

昨年ご紹介した沖縄、赤侍さん
愛する海を通じて、交流が始まった「海仲間」です。
http://akasamurai.ti-da.net/e3731383.html#more
赤侍ダービーのアオリイカ部門で見事、1、2位独占した
久米島 MAMBOOさんの紹介です。
http://mamboo.ti-da.net/e3746695.html
是非、海を汚すんじゃねえ!キャップ被って釣りして下さいね。
一人一人の、海に対する想いが、大きな力となっていくと信じています。
いつの日か・・・
海を汚すんじゃねえ!CUPin沖縄・釣り大会、やってみたいです。

蛎太郎の独り言・2012年、新春

新しい年になりました。
GREENMAN一同、昇竜の如く復活を目指し、邁進して参る所存です。
本年も変わらぬご愛顧賜ります様、お願い申し上げます。

蛎太郎の独り言・2011年総括

2011年が終わろうとしています。

激動の1年。

この一言に尽きるでしょうか・・・
生きていると色んな事があるんですね。
人生、悲喜交々、あまりに想う事が多すぎて書ききれません。
やり続ける事に意義を持つ。
GREENMAN、戦い続けます。
支えて頂いた全ての方々に感謝です。
有難う御座いました。

蛎太郎の独り言・海を愛する人達へ・沖縄「赤侍」

「海を汚すんじゃねえ!」

釣りが好きな人、船が好きな人、マリンスポーツが好きな人、等々、想いは千差万別ですがその想いの根底にあるのは、単純に海が好き!なんだと思います。
海風に吹かれていると浮世の様々な事から開放され、癒されていくのは僕だけじゃないでしょう・・・
そんな海好きと言うキーワードから新たな出会いが広がりました。
沖縄で活躍されている「赤侍」さんです。
烏賊釣り名人でありながら、ブログ「赤侍の燃ゆる釣魂」の主。
http://akasamurai.ti-da.net/e3731383.html#more
年間100万ヒットを誇る人気ブロガーです。
赤侍さんが主催する大会「赤侍ダービー」の賞品に、海汚すんじゃねえ!キャップを進呈しました。
いつの日か、琉球の海でキャップ姿で竿を振る釣り人の姿を見かけたら、嬉しいだろうなー!泣いちゃうかも(笑)

温暖化を始め、海洋汚染、等々
地球環境問題が問われる昨今・・・
私達に今出来る事は何か?考えてみました。

人類は、海から生まれてきたとも言います。
母なる海とも言います。
島国である日本は、古来より海に頼って生きてきました。
その海が、心無い一部の人々によって汚されているのです。
そのゴミを・・・吸殻を・・・捨てないで欲しい。
母を汚すのですか?
子供の前でも捨てられますか?
ゴミには歴史があり、捨てた人からその歴史は始まります。
海を汚すんじゃねぇ!海は宝だ!
このスローガンが頭の隅によぎり・・・
ゴミがひとつでも減ることに繋がったら・・・
私達は、切に願います。

ここに育った俺達が、何とかしなきゃ始まんねーだろ!

願いを込めます。広がり届きます様に。

蛎太郎の独り言・JA加美よつば・ねぎ部会

ねぎ部会に出席してきました。
弊社の北西に位置する加美町、平野部と落葉紅葉樹林を背負った山間部があります。
山間部に弊社の顧客が、多くいらっしゃいますが、米が断然旨い。
やはり、水なのでしょう・・・
ここは米に次ぎネギの産地です。部会員は約150名・・・。
一通りカキ殻肥料のご説明をさせて頂きました。
カキ殻とネギの相性は、全国各地で立証済みですから、説明にも自然と熱が入ります。
根張りが良くなり、太く重量が重くなるのは勿論、炊くとホント甘いんです。
今まで沢山の方々に評価されてきたので、自信満々です。
基本である土作りに、ミネラルの補給に一度使ってみれば解ります。
根張りが良くなるので、収穫時、抜くのが大変になったとも言われますが、決して苦情ではありません。良い青果物に根張りは重要だと言う事は、皆さんが一番理解しているからなのでしょう。

蛎太郎の独り言・宮城県農業法人会出席

昨日は、宮城県農業法人会に出席してきました。
宮城県は、全国的にみても農業法人会員数が多いとの事です。
毎回、プレゼンのお時間を頂きお話しします。
以前は知らない方ばかりでしたが、最近は、少しずつではありますが顔見知りの方も増えて参りました。
会った途端に注文を下さったり。

最初は皆さん、半信半疑(笑)からのスタートでした。
「カキ殻使った事あっから知ってる!」
「焼かねーと、そんなに違うのか?」
どちらかと言うとご近所のよしみで買って頂いた様なモンでしょうか・・・
1作、2作と使って頂くうちに、効果を肌で感じて頂けているのでしょう。
今ではハードユーザー(嬉)
壇上から、目が合うと親指を立てGOODマークのサイン!温かい眼差しで見守って下さいます。
「俺らが使う事で、牡蠣漁師の復興にも繋がんだっぺ」
「海も山も、互いに頑張らねばー」
有り難い事です。
資源循環の意義、地産地消の意義、低温乾燥の意義、
願いを込めます。広がり届きます様に。