株式会社グリーンマンBLOG

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蛎太郎の独り言・旨いのには理由(わけ)がある

石巻湾は、カキ養殖と同時に稚貝の大生産地です。ホタテ貝にカキの稚貝を付着させ種カキ(通称:宮城種)として全国に出荷され、出荷風景は壮観です。
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この種、実に優秀な種であり、北海道・岩手・石川・三重・広島・岡山・熊本他、日本全体の70%以上の種カキが、ここで作られていると言うのです。
植物でも良い苗は、丈夫に育ちます。全くこれと同じ事だと思います。
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以前は欧州にも輸出もされており、1960年代フランスかきの全滅の危機を救ったのも「宮城種」だそうです。
他の地域の種カキをいくら試しても駄目でしたが、「宮城種」はそのまま成長しつ続けたのです。

他の種カキに比べ環境への適合能力が優れているのでしょう。
鳴瀬産のカキは見た目も違います。
多層質の間隔が狭く、殻も他と比べて圧倒的に薄く柔らかいのです。鳴瀬産は地面に置いてかかとで強く踏むと粉々になりますが、2、3年モノは、踏んでもそうはなりません。

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1年で出荷出来る大きさまで成長するイコール、栄養が豊富である以外考えられません。

仙台市内の有名飲食店が、鳴瀬産指定の店が多いのも頷けます。

肥料の原材料となる殻の選定は、鳴瀬に決定です。

私達は鳴瀬産の殻を全量、有価にて購入し肥料化しています。