株式会社グリーンマンBLOG

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蛎太郎の独り言・土作り

弊社の敷地内に小さな畑があります。
先日、今年の作付け準備の為、雑草取りと耕運機をかけました。
ここは田んぼを埋め立てた工業団地内です。
旧田ですから土質は、ありがちな極度の粘土質&ゴロタ石。
4年前、場内の残土を集めた場所でのスタートでした。
残土ですから重機でバンバンに圧せられた状態でした。
近所のご意見番達からは、
「こんな土じゃ、何も育たねーよ!」
「無理っ!客土した方が早いよ!」
そうは言われても、僕は肥料屋です。
「やってみなきゃ、解らないじゃん!」
土壌改良効果の程は、多くの既存ユーザーからのお隅付です。
ボカシとカキ殻を入れ、スタッフ総出で、ひたすら人力で耕しました。
1年目は、さほどの変化は見られませんでしたが、翌年、翌々年には見違える程に土が変わってくるのが解ります。この変化にはご意見番達も驚かれます。
あれだけ硬かった粘土質が色も変わり、団粒化が進む事により柔らかくなり、今では一丁前の土になった自負しております。

様々な環境条件の違いから、圃場の中には出来の良い圃場もあれば、成績の悪い圃場があると思います。毎年、なぜか収量が悪い。何を育てても上手くいかない。
そんなお話しをよく聞きます。
①ひたすら耕す
②堆肥を入れる。
これも大事な土作りですが、無いもの(ミネラル)を補い、土壌の微生物を活性化する状態(多孔質構造)の構築こそが、土作りの基本だと思うのです。
成績の悪い圃場の土壌改良にも、是非お試し頂けると幸いです。
自身の体験から、自信を持ってお勧めします。